房総半島横断の旅 その1

2012年8月13日。
毎年恒例の夏祭りも無事終了し、普段ならこれで実家に帰るかそのまま帰るかなのですが折角関東に
来てますのでちょっと気になる路線を乗り鉄することにしました。



というわけでコミケ疲れの身体を引きずりつつ横浜市内の友人宅を早朝出発し、横浜駅バスターミナル
までやって来ました。





横浜駅バスターミナルから東京湾を横断し対岸の五井まで行くバスに乗車します。
さすがに盆の早朝だけあって乗客はそれほど多くはありません。



盆だけあって市街地や首都高の渋滞もなくバスは順調に快走します。



アクアライン渋滞、だと・・・!?



・・・

・・・



・・・今回のプランは終了しました。（マジ）



え～と、五井駅での乗継が25分しかないので、このまま行くと事前のプランが崩壊するんですが・・・。
まあ仕方がありません、とりあえず行けるとこまで行きましょう。



トンネルを抜けるとさっきまでの渋滞が嘘のように解消。
まあ既に30分以上遅延してるので絶望的ですがwww　　・・・orz



五井駅到着。
予想通り30分以上遅延したため乗車予定の列車は既に発車しています。
取り敢えず行きましょう・・・。





JRの五井駅から跨線橋を渡ると小湊鐵道のホームに行く事ができます。



小湊鐡道ホームへ。JRからは少し離れています。



ホームの端にあるこの建物が切符売り場です。
ここで乗車券を購入すると同時にプランの再構築の相談をします。
最善策は2本後の養老渓谷行きに乗り、上総中野までタクシーで連絡するというもの。
このルートなら上総中野で元のプランに復帰することが出来ます。
小湊鐵道の末端区間が乗車できないこととタクシー代2500円は仕方がない、諦めましょう。
駅員氏に養老渓谷駅付近のタクシー会社の連絡先を教えてもらい、予約をしておきました。
タクシー台数が限られているらしいので念には念を入れておきましょう。



時刻表。
1時間に1本以上設定があり非電化ローカル線にしてはそれなりに本数がありますが半分は途中の
上総牛久までの区間列車でそれ以外にも養老渓谷止まりの列車もあり終点の上総中野まで行く列車は
1日6本しかありません。



駅名標は昔懐かしいタイプ。



随分古い無蓋貨車が留置されていたので撮影しましたが後で調べてみるとなんとこいつ大正15年生まれの
『トム1』という貨車だそうです。
連結器の両横に丸い穴が開いているのがわかるかと思いますがこれはリンク式連結器だった頃の
バッファーの取り付け穴だそうで。
これまたこんな骨董品がよく残っていたことで・・・。



五井駅車庫。
これまた随分と懐かしい光景ですねえ・・・。



内房線の列車はセミクロス化された209系。
重量半分、価格半分、寿命半分をコンセプトとして製造され一部の鉄な方々からは『走ルンです』と
揶揄された209系も地方線区へ都落ちしつつもまだまだ頑張っています。





ここで1時間半も待っていてもしかたがないので上総牛久行きの区間列車に乗車します。
車両は小湊鐡道キハ200系。国鉄キハ20系をベースに製造された車両です。



昭和36年日本車両製。
中々の古強者です。


車内はロングシート。（上総牛久駅で撮影）



冷房化されていますが中々年季の入った扇風機が回っていました。



列車は長閑な田園地帯を走っていきます。
というかこれぞ日本、という風景の中を走っていきます。



今回使用のきっぷはこれ。
小湊鐵道の五井からいすみ鉄道の大原まで片道で乗り通すことでお得になる『房総横断記念乗車券』です。







しかし小湊鐵道、途中駅も味のある駅舎が多いですね。
次は車で駅めぐりとかもしてみたいものです。





列車は上総牛久駅に到着。
ここで次の列車を待ちましょう。


（続く）