和歌山中小私鉄訪問記 その2 [鉄道]
さて225系の普通列車で和歌山側に数駅戻って降り立ったのは藤並駅。
この駅からは2002年末まで有田鉄道線が伸びていました。
藤並駅舎は有田鉄道廃止後に改良されたようで有田鉄道の乗換口やホームは再開発で消失してしまったようです。
有田鉄道線の路線跡はサイクリングロードになっているのですが駅の観光案内所で自転車を借りれるとのことで借りてみました。変速機付きの普通のママチャリですが。
それでは早速出発しましょう。
藤並駅を出ると少し勾配がありますがそれ以外は大体平坦な道のりとのこと。
ただ片道約6km、往復で12kmをヒキコモリ系ヲタク(運動皆無)の私が無事走り切ることが出来るのでしょうか・・・w
なお有田鉄道は昔は蜜柑の輸送で栄えたそうですが貨物のトラック輸送への切替とモータリゼーションの進展で乗客を減らし、最後は通学輸送くらいしか需要がなかったそうです。
最終的には1日2往復、日曜休日運休というとてつもない低頻度運行だったようで・・・。
暫く走ると一つ目の駅が見えてきました。
田殿口駅跡です。
田殿口駅はホームは残存していますが駅舎は壁の一部をモニュメント状に残して解体されていました。
次の駅は下津野駅跡です。
ここでは駅名標を模した標識が設置されていました。
駅間距離かなり短いですねこうしてみると。
なおサイクリングロード付近にはコンビニを発見できず、田殿口-下津野間で少し外れたところに地元のスーパーがありましたのでここで昼食と飲み物を調達しました。
飲み物等は藤並駅で調達しておいたほうが無難かもしれませんね。
下津野駅跡は駅舎は完全に解体されていましたがホームは残存。
ホーム上屋が残っていますがこれは現役時のものでしょうか・・・?
また暫く走ると立派な橋がありました。
こういうのもきちんと残っているのは嬉しいですね。
次の駅は御霊駅跡。
ここはホームも駅舎も残っています。
嬉しいですね。
御霊駅舎。
再整備の過程で窓や扉は撤去され、壁も一部は撤去されていますがほぼ完全な形で残っています。
駅舎の中にはベンチや、
運賃表、
壁に書かれた駅名標が残っていました。
御霊駅を出ると車輪がモニュメントとして置いてありました。
この次は終着の金屋口駅跡なのですが、その直前でサイクリングロードは終わります。
金屋口駅跡に作られた有田川町鉄道公園です。
入口ではD51が出迎えてくれます。
それでは自転車を停めて、鉄道公園に行ってみましょうか。
(続く)
2014-10-29 00:43
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