湘南ライナーで215系に乗車してきました。 [鉄道]
215系電車は東海道線東京口の遠距離通勤客の着席サービス及び速達性を目的に設定された『湘南ライナー』『湘南新宿ライナー』用に開発されたオール2階建て近郊型電車です。
10両で1000人を超える着席定員を誇る首都圏ならではの車両です。
一時期は日中の快速『アクティー』に投入された時期もありましたが、オール2階建てという構造から乗降に時間を要し、遅延発生が常態化したことから現在は朝晩の『湘南ライナー』と休日の『ホリデー快速ビューやまなし』の運用に限定されています。
さて、全国でも珍しいオール2階建ての、しかも近郊型ということで気になっていた車両ではありましたが、『湘南ライナー』は平日のみの運転で関東に帰ってきて漸く乗車機会ができたということです。
なお今回は仕事帰りということもあって写真はPowerShot G9X Mark2で撮影しています。
まずは終点の小田原駅で撮影してきた外観から。
先頭車は1階部分が機械室になっています。なお215系は両端の2両ずつがクモハ215形、モハ214形と電動車になっていて、中間6両が付随車という動力集中方式の編成になっています。
今回は8号車に乗車しましたが、モーター音が聞こえてこないので走行音がまるで客車のような感覚でしたね。
中間付随車の普通車と、
グリーン車。
車体設計は211系のグリーン車をベースにしているようです。
さてそれでは定時を過ぎて早々に会社を抜け出して東京駅へ。
乗車するのは3723M『湘南ライナー3号』。
1900東京→2022小田原です。
ライナー券(510円)を購入。ホームの自販機で購入しますがひっきりなしに購入客が来るのと既にホームに待機列が形成されていたので写真は撮らずに慌てて列に並びます。
まあ定員が大きいのでそれほど焦る必要もなかったですがね・・・(ヲ
乗車すると2階席へ上がる階段と1階席に行く階段。
デッキ部には謎のデッドスペース。公衆電話跡ですかね・・・?
まずは2階席。
私はこちらに乗車しました。
1階席への階段。
1階席。京阪のダブルデッカーもそうですが1階席はデッキから隔離されている感があって落ち着いた空間になっていますね。
車端部の平屋席。
他のダブルデッカー車両でもそうですが平屋席は天井に余裕があります。また定員が少ないので利用客の少ない区間では個室感もあります。
普通車の座席はボックス型のクロスシートです。フランス製で、ちょっと傾斜もついてて見た目はいいですが、バケットの形状が強く、狭く感じられて見た目よりも乗り心地はよくありません。
湘南ライナーの1時間半弱程度でしたらそれほどでもですが、ホリデー快速ビューやまなしで小淵沢まで3時間乗り通すならちょっと気合がいりそうですねw
車椅子用のスペースは1人がけの座席が設置されています。
2階席の窓は上部が湾曲しています。2階席感があって私は好きですねw
窓側はペットボトル程度でしたら置ける様になっています。
2階席、1階席ともスペースに余裕が無いので網棚は枕木方向に設置されており、収容力はありません。なお平屋席は通常の網棚が設置されています。
臨時運用での指定席運用があるので座席番号表示があります。
車端部には座席運用の表示サボが。こちらも臨時運用を念頭に置いたもの。
サニタリーは洗面所・トイレ・男性用小便器がそれぞれ独立した特急形レベルのもの。これも長距離臨時運用を想定したものでしょうかね。
というわけで215系の普通車を見てきました。種別は近郊形ですが設備は現代の急行形、といってもいいレベルです。着席保証とはいえライナー料金取るだけはありますね。
グリーン車は今回乗車していませんのでご紹介できませんが、211系相当の古いものなのでグリーン料金払ってまで乗るべきか、それとも当時の設備を残す車両に乗っておくべきか悩みどころですね。
製造から25年になりますし4編成しか無いので置き換えられるとなったらあっという間な気がします。
2018-09-08 20:06
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0