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北海道のうどん自販機 [雑記・その他]

さてインターミッションです。
皆さんは『うどん自販機』というものをご存知でしょうか?
正確には『めん類自販機』というのだそうですが、生麺のうどん・そば・ラーメンを
湯切り調理できるタイプの自販機なのです。

昭和40~50年代に製造されたこの手の機械、昭和時代にはドライブイン等全国で
見られたようですが現在ではそのドライブインも高速道路の伸張やコンビニが全国津々浦々に
店舗網を築き上げるとともに数をへらし、それと伴って自販機も数を減らしていきました。
現在では機械の耐用年数も過ぎていき、全国的にも希少なものとなっています。
麺類だけでなくトーストやハンバーガーといった調理系自販機を専門に追いかけている某サイト様に
よるとそれでも本州、特に中四国ではそれなりに生き残っており、特に島根県のめん類自販機は
レベルが高いそうです。
私も一度食べてみたいですね・・・。

で、私の住む北海道ですが、昔は何箇所かあったそうですがセイコーマートが90%以上の
自治体を網羅するほど店舗網を形成しており、また冬季の自然環境の厳しさから維持管理の
手間のかかるこの手の自販機は敬遠されるのか、道内で1箇所だけしか残っていません。
今回はその貴重な1箇所と、つい最近まで稼働していたもう1箇所も以前訪れておりますので、
ご紹介したいと思います。



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という訳で現在北海道内で唯一うどん自販機が稼働しているお店、
当別町の国道275号線沿いにある『アウルショップ275』さんにやって来ました。


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店内は昭和のまま時を止めたような光景・・・。
懐かしさを通り過ぎた何かを感じますね・・・。


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店の奥にはこれまた懐かしいゲーム機。
今どきこんなゲームする人居るのでしょうかw


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こちらがその件のうどん自販機。
うどんとそばを売っています。


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うどんもそばも250円。
うどん自販機の中でも最下限の価格設定のようです。
これで24時間アツアツのうどんが食べれるのは安いですね!


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こちらは汎用機。
おにぎりやキムチを販売していました。
当別の農家から仕入れたお米で作ったおにぎりだそうです。


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そしてこれまた懐かしい電子レンジ。
よく稼働してるよなあ・・・。


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それでは早速購入してみましょう。
お金を入れてボタンを押すと調理が始まります。調理時間は25秒。
完成までの時間を示すカウンターは液晶などではなく昔なつかしのニキシー管です。


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出来上がりです。
今回はうどんにしてみましたが太めの麺に関東風の濃いめの出汁。
なんというか、ごく普通のうどんです。
スーパーに売ってる袋入りの玉うどんで作ったうどん。
そんな感じの普通に美味しいうどんです。
ごく普通のうどんが自販機から25秒で出てくることにただただ驚きです・・・。


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こちらは以前に食べたそば。
そばも普通のそば。
そばも普通に美味しいですよ。
とにかくこれが驚きでした。
自販機の中では冷蔵されているはずですが時間が経つと麺が乾燥してきて美味しくなくなるはず
なので鮮度管理は大変だと思います。


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さてもう1軒。
北海道清水町、国道38号線沿いにある『DRIVER HOUSE 風車』さんです。
道東道が繋がった今となっては普通は高速走りますからこちらには中々来る機会がないですねえ。


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こちらの店内にも懐かしいゲーム機が並びます。
よく稼動状態保ってるなあ、とw

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こちらのめん類自販機はそばとラーメンの2種類。
そば300円、ラーメン350円と先程のアウルショップに比べると高めの設定。


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早速購入。


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そばは売り切れだったのでラーメンを選択。
具材はチャーシュー、メンマ、ナルト、玉子となかなか本格的。
ただこの時(2012年6月)は湯切りが不調できっちり出来ておらずスープが薄くて難渋しましたw
この後修理されたと聞きましたが2013年に入ってからめん類自販機は使用停止になったそうで
非常に残念です。



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