札沼線と留萌本線に乗車してきました。その3 [鉄道]
さてもう少し時間がありますし増毛までもう一往復してきましょうか。
平日なので1日散歩きっぷ(道北)が使えませんので素直に乗車券を購入します。
せっかくなのでマルス君で往復で出してみました。
今回の乗車はキハ54 502。キハ183系の座席更新時に捻出された座席です。
リクライニングしますが座席の回転はできない集団見合い式です。中間部分に大きなテーブルがあります。
ここが一番好まれるのか一番座席がヘタってますw
トイレは循環式の洋式トイレ。
汚物処理装置の取り付けの際に和式から洋式に改造されたようです。
阿分駅前の阿分小学校は平成27年3月に閉校。
前回訪問時には現役だった校舎の1階の窓ガラスにベニヤ板が打ち付けられ、閉校を強く感じさせられました・・・。
再び増毛駅へ。
今回は時間が少しあるので駅前を歩いてみましょう。
駅前旅館 富田屋。昭和8年建築の木造3階建て。
今は廃業されているようですが非常に重厚な建物です。
内部がどのような構造になっているのか大変興味深い建物ですね・・・。
最北の酒蔵 國稀酒造。
折角列車で来ているのだしもう少し時間に余裕があれば見学も考えたのですが・・・。
まあ私酒飲めないですけどねw
丸一本間家。明治時代には天塩国随一と呼ばれた豪商で、呉服商から鰊の網元、海運業、酒造業と手広く商売をされていたそうです。
なお酒造の方は現在も國稀酒造に引き継がれています。
丸一本間家は後日再び増毛を訪問した際に見学してきましたが一見の価値ありですよ。
見学料は400円ですしオススメです。
増毛館。こちらは現役の旅館として使われているそう。昭和7年建築。
さて留萌に戻って見ておきたかったのが留萌駅を増毛方面に出てすぐにあるトラス鉄橋。
片方は現役の留萌本線、もう1本は留萠鉄道が建設した貨物線の橋梁跡。
さてそろそろ札幌へ帰りましょうか。
通常ならこのままJRですが今回は趣向を変えてみましょう。
中央バス留萌ターミナルです。
今回はここから札幌駅前バスターミナルまで都市間バスに乗車します。
これが留萌振興局が誇る超未来兵器オロロンロボメビウスか・・・。
中央バス高速るもい号です。
留萌ターミナル17時30分発→札幌駅前ターミナル20時9分着。
所要時間は2時間39分です。
運賃は2370円。予約不要の自由席です。
JRだと2時間強で札幌までいけますが深川からの特急料金を合わせると5000円以上かかる上に留萌本線の本数が少ないので時間帯によっては価格だけでなく所要時間でも都市間バスに軍配が上がりそうです・・・。
車内は4列の昼行仕様車。
座席にはオーディオサービス。
長距離とは言えない路線ですがそろそろ都市間バスにはUSB充電端子は標準装備でお願いしたいところではありますね・・・。
留萌市内を出て深川留萌道に入ったところでそれぞれの座席に乗客がいる程度、半分くらいの乗車率でしょうか。
週末の夕方なので多いのか少ないのか判別がつきませんが個人的にはよく乗ってるな、と思いました。
深川市内経由便なので秩父別ICで深川留萌道を出て深川市内で2,3人乗客があり、今度は深川ICから道央道へ。
道央道でも途中開放休憩はありませんがバス停を一つ一つ丁寧に経由していきます。
意外にも道央道のバス停の幾つかでも降車客がおり、区間需要もあるようです。
リーズナブルな運賃とそれなりの設定本数、予約不要な自由席で思い立ったがですぐ乗れる、そしてきめ細かい降車バス停の設定とその姿はまるで現代の急行列車といった感がありました。
10分弱ほどの遅延で札幌駅前ターミナル着。
駅前のエスタで晩飯食べて帰宅しました。
今回は札幌からの旅費の他に留萌増毛間の往復運賃、食事代等含めても1万円でお釣りが来る程度で楽しめました。
たまにはこういう日帰り旅行も良いものです。
2016-10-23 23:50
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