ソーラー充電器を購入してみました

今回は防災用品を兼ねて購入したソーラー充電器をご紹介してみたいと思います。




購入したのはRAVPowerのRP-PC118です。
Amazonのプライムセールで5200円だったのでポチってみた次第ｗ

早速開封していきましょう。

まず本体が現れます。
一旦本体を取ると・・・、



付属品が入っています。



付属品は説明書、カラビナ4つ、microUSBのケーブルが2本。



本体はナイロン地で悪くない質感です。
こちらの面は防水加工が施されているようですが、太陽電池の面は濡らさない方が無難みたいですね・・・。



展開時はこんな感じで。
太陽電池パネルが3面。なお、太陽電池パネルのないバインダーのような部分にはマジックシートというマグネットのようにピタッと吸い付く機構が仕込まれており、勝手に開いたりしないのは便利ですね。



給電ポートはこのバインダーのような部分の裏にUSB-Aポートが2つ。
それぞれ出力は5V-2.4Aで2ポート合計最大21Wです。

大きさは収納時で295ｍｍ×150ｍｍ、パネルの厚みも8ｍｍ、ポート部含めて28ｍｍとかなり小型です。重量も600g程とかなり軽量ですね。


それでは実際に試してみましょう。
と言いたいところですが、購入してからあまり晴天に恵まれず正直難渋しました・・・。
何日間か試してみて、個人的に満足できる試験は出来ていないのですが、一旦ここでご紹介いたします。写真は別日のものもありますが、ご容赦ください。

自宅のベランダで試験開始です。



不格好ですがハンガーに付属のカラビナでソーラーパネルを吊り下げて太陽の方向に向けています。
とにかくできるだけ直射日光に当てることが重要です。



充電する機器はそのままスマホ等を接続してもいいのですが、今回はモバイルバッテリーに一旦充電することにしました。
今回使用するモバイルバッテリーはcheeroのPower Plus5 15000mAhです。
3.7V/15000mAhの大容量と45WのUSB PD出力対応でノートPCにも充電できるスグレモノです。
一旦モバイルバッテリーを経由すると充電時ロスが2回発生するのでかなり非効率ではありますが、特に夏場の直射日光下ではスマホに悪影響を及ぼしかねないので一旦モバイルバッテリーに貯めた電気をスマホ等に使った方が無難かと思います。
またこのバッテリーのようにUSB PD対応だったりするとソーラー充電器では充電できないノートPC等にも使うことができます。
ただモバイルバッテリーにも直射日光下での温度上昇は当然悪影響がありますので、日陰を作ってあげる等工夫は必要ですね。



直射日光がしっかり当たると5V-2.1Aくらいまでしっかり出ます。
これくらい発電してくれれば満足なのですが・・・。



少しでも陽が陰ると途端に出力が落ちます。ピーカンの快晴でもない限り5V-2A出てるのはなかなかなくて、平均して5V-1A前後という感触です。





このように太陽が雲の中に入ってしまうと出力が0.5A以下になって、使い物になりません・・・。



これは晴れていた日の11時半から15時半までの4時間での結果。
かなり2A出力していた時間が長く、条件が良かったと思いますが、4時間で21600ｍWh、3.7Vで5837ｍAhですのでスマホ直接だと2回分弱、モバイルバッテリー経由だとロス含めて1回分強ですね。
この状況でPP5/15000ｍAhを満充電にしようとすると10時間かかる計算になります・・・。

ここまででの感想ですが、もしかしたら夏場の直射日光下ではもっと成績が良かったかもしれませんが、あまり実用的な数字じゃないなあ、と。
せいぜいスマホくらいまでで、ノートPCだと非常用が精いっぱい、かなと。
台風被害で大阪や千葉で停電が長期化したのは記憶に新しいですが、このクラスのソーラー充電器ではスマホや照明といった必要最低限の電力確保までで、もっと本格的な運用には大型のソーラーパネルと、100V出力にも対応した大型のモバイルバッテリーが必要なのかな、と思います。
ただ価格も比較的手ごろで小型軽量で邪魔にならない大きさなので万が一の防災用品として、もしくはキャンプ等での電力確保なんかにはいい商品だと思います。