和歌山中小私鉄訪問記 その1

ちょっと飛びまして2014年1月4日。

冬コミ終了後大阪の実家に帰省しまして、ボケっとしてるのももったいないのでどこかに遊びに行こうと画策した結果、手軽で面白そうということで和歌山に行ってきました。
ちなみに和歌山県は戦前の『陸上交通事業調整法』による私鉄の統廃合が行われなかった地域で、戦後まで中小私鉄が多く残った稀有な地域です。



というわけで天王寺駅。
電車待っている間に軽く撮影です。
103系もそろそろ記録しとかないといけない時代になりました・・・。
といっても関西ではまだオレンジウグイスブルーと3色揃ってますけどね。





関東では絶滅した201系も関西ではまだまだ現役ですw



221系も登場から25年。時の流れは早いものです・・・。



というわけで乗る電車が来ました。
381系『オーシャンアロー』です。



御坊までと短距離なので自由席にしましたが意外に混んでいてこんな席しか空いていないとは・・・。
これ、床下クーラーの冷気ダクト、ですよねえ。





1時間半ほどで御坊着。
この辺までは振り子の真価はあまり発揮されないようで乗り心地は悪くなかったですw



さて本日の一発目、紀州鉄道に乗り換えです。
JR御坊駅のホームの片隅に停車しているレールバス。
いや、思った以上に小さいですわ・・・。まさに『バス』。
国鉄線が第3セクターに転換していった頃流行しましたが鉄道車両としては輸送力が小さすぎること、バス部品を多く流用しているため耐用年数が短いことが祟って現在ではNDCのような従来の鉄道車両よりの車両が主流になりかなり珍しい存在になりました。



サボはしっかり装備。



列車名サボﾜﾛﾀwww
こういのは『嫌いじゃない』w



室内はロングシート。



見た目はバスですが運転台は流石に鉄道車両ですねw



一通り撮影して座席に腰掛けて発車時刻を待っていると運転士氏から
「次に来る列車、117系ですが次のダイ改（2014年3月改正）で117系の運用激減するので撮影しておいたほうがいいですよ」
というアドバイスを受け撮影。
いやローカル線は親切な方が多くて感謝・・・。
まあこの塗装の117系は違和感バリバリですがw



紀州鉄道の線路はご覧通りのヘロヘロ状態。
それほど速度は出ませんが2軸車ということもあって揺れますねえ・・・。





発車したばかりですが路線長2.7kmのミニ鉄道、10分ほどで終点の西御坊に到着しました。





西御坊駅。



なんか駅舎歪んでませんかねえ・・・w



とはいえ駅舎自体は時間が止まったような昔懐かしい雰囲気で◎です。


折り返し列車まで少し時間があるのでこの先の廃線跡を辿って見ましょう。
この先日高川駅までの区間は1989年に廃止となりました。

消える飛行機雲～♪



というわけでTVアニメ版AIRに出てくる場所です。
残念ながら橋梁は撤去されていますが。



廃線区間もレールは残存。廃線後25年も経っている割には意外でした・・・。





・・・まあ埋もれかけている区間もありますがw



こういう田舎の路地っていいですよね。



踏切警報機が半分壊れた状態で残っていました。



ここが終点の日高川駅でしょうか。
ホームが残っていました。



ここは小さな鉄橋が残存。



西御坊駅に戻ってきたら丁度いい時間でした。
再びレールバスに乗って戻ります。



途中の紀伊御坊駅の側線に保存されているキハ603。
私が大阪にいる頃に来ていればこれに乗れたのですけどねえ。
まさに後悔先に立たず・・・。



というわけで御坊駅に戻ってきました。



御坊駅では降車時に運賃を支払うとこの支払済票を渡されます。
これでJRの改札口を通れるわけですね。



287系のくろしおを見送ったら・・・。



225系の普通列車に乗って、次の目的地を目指しましょう。


（続く）